1952-05-22 第13回国会 衆議院 労働委員会 第17号
そういうことが実力行使によつて、資本家が、三越の数百年ののれんでお客さんを吸い寄せているというのではなしに、労働者の協力あつて初めて店を開くことができるということを思い知つてか、とにかくあのときも一応退却した形になつたと思いますが、それに対して警察が全力をあげて弾圧し、さらに首切りも手をゆるめずに、資本家は第二組合をつくつて分裂させて来たと思います。
そういうことが実力行使によつて、資本家が、三越の数百年ののれんでお客さんを吸い寄せているというのではなしに、労働者の協力あつて初めて店を開くことができるということを思い知つてか、とにかくあのときも一応退却した形になつたと思いますが、それに対して警察が全力をあげて弾圧し、さらに首切りも手をゆるめずに、資本家は第二組合をつくつて分裂させて来たと思います。
○浦口委員 給与制度の問題がきつかとなつて分裂されたというふうに、一応承つておいていいと思うのでありますが、それ以上に、いろいろ警の本質、ひいては、主義的と申しますか、思想的な食い違いもあるようで、これは非常に大きな問題であると私は考えておりますが、これを今ここで取上げましてたいへん論争になるようなことになつてもいけませんので、また別の機会に承りたいと思つております。
こういう傾向を私は非常に憂えているので、現に教団自体が、この法律が通るということによつて、分裂を来す勢いがはげしくなりはしないか。そこでこの法案をつくる陰には、教団に対して同情的でない、むしろこれをなくした方がよいというようなぐあいの運動があるような誤解さえ、実は生れて来るのであります。
しかし政教は分離であつて分裂ではありません。往往政教分離になつた、信教自由になつたのを誤解しまして、宗教は世の中から除外されたんだ、排除されたんだ、そんなものは人間の生活にはいらないといつたような気分があると思います。それは政教の分裂です。国家は決して政教の分裂は企図しておりません。政教の分離をはかつておる。はつきり分離して行かなければなりません。
それから保險の特別会計の畜産を離す、そういう建前になりますと、又養蚕は蚕糸に移るということになつて、分裂することに相成るわけです。保險の行政というものはやはり特別会計の関係からすれば、一本でやつて行つたほうがむしろ経費も合理化され、却つて私共としては現在のやりかたがやはりいいのじやないかというふうに考えております。
欧州もアジアも、冷たい戰争の余波を食つて分裂していることは事実でありますが、これが第三次世界大戦をもたらすとは思わないし、また起さしめてはならないが、しかし、万一最悪の事態が起つた場合、日本は一体いかなる立場をとらんとするのであるか。この場合も、吉田首相は、あえて客観情勢のおもむくままにと考えておられるのであるかどうか。最悪の事態が起つた場合、日本のとるべき行動は、ただ一つしかないと信ずる。
從つて、本法案に賛成するとするならば、以上述べ來つたことく、万人平等の法どころではない、同一職種の組合運動に対し、法律をもつて不平等の取扱いを與え、團結を中心に育成助長せられなければならないわが國労働戰線を法律によつて分裂に導き、その結果は無用の混乱と非能率を助長し、さらに生産の阻害に通ずること、火を見るよりも明らかであるといわなければならないはずであります。
新東宝が会社と示し合せて、第三組合を作つて、分裂してから互いに、感情的に対立して結果、両方に激しい競爭心がもえ上り、作品の上で競爭し、新東宝は量と商業主義をねらい、東宝は質と文化的價値とをねらつて、両者は懸命になり、漁夫の利を得ているのは会社ばかりであります。